沼津の海
![]() 久しぶりに沼津方面へ出かけました。沼津御用邸を過ぎ、淡島を近くに見ながら海岸線をドライブ。 友人と一緒に向かったのは、ダイバーショップの隣のカフェレストラン。 うす曇りの海だけがしんと広がって、冬のテラス席はもったいないくらいの空間でした。 でも、それをあったかい店内から眺めているのは、とってもぜいたくな時間だったかもしれません。 この日の天気予報は夕方から雪。 でもなんとか持ちこたえて、翌朝になって三島でうっすら雪化粧となりました。 三島や沼津の方で、少しでも積もった雪を見るのは、珍しいことです。 その日、小田原辺りでは、もっと降っていて、 東京では2日遅れで、本格的な雪となりました。 その後は晴れ。 ずっと寒さが続いていますが、冬景色は変化、変化・・・です。 ![]() 千葉コーゾーさんの「不思議ワールド」
![]() 昨日は、柿田川美術館で行われていた千葉コーゾーさんの絵画展最終日でした。 富士山からの湧水で有名な清水町の柿田川。 その公園内の一角にある美術館は、緑多く大好きな場所のひとつです。 ただ、昨日は朝からのどしゃ降りで、駐車場に着いた時は、足元に大きな水たまりの渦巻き。周辺の景色はどんよりと薄暗く、急な気温変化で冷たい空気が肌をさしてきました。 ![]() ところが美術館に近づいたとたん、明るいカラーがあふれ出してきたよう。アクリル絵具によるビビッドな色の大作はもちろん、その人の多さ、熱気にも・・・ 最終日のパーティーが、ご本人のコーゾーさん中心に宴たけなわだったのです。 東京在住の千葉コーゾーさんとの縁は、三島での去年のイベントがきっかけ。 その後いろいろな人とつながって、ネットワークは広がり・・・ 最初は映像担当としてのイメージでしたが、次に出版された絵本「ひとりあるき」では、だれも描けない純粋さ、個性を強く感じました。 植物や宇宙や人を題材に、空想、夢想がきれいな色と形になって表現されているのです。 それはまさに「不思議ワールド」。 昨日は、暗い雨の日をぱあっと明るくしてくれた「不思議ワールド」でもありました。 ![]() このパーティーで、楽しい演奏をしていたバンドメンバーの1人が お父さまのちばてつやさん。 数カ月前に、千葉さん・・・ちばさん・・・ちばてつやさん、 と私の中でつながった時には、全く「びっくりワールド」でした。 少女時代の憧れの漫画家、大先生でしたから。 「あしたのジョー」以前に描かれていた少女漫画も、懐かしく 思い出し、何十年もの時を超え、また不思議な感覚となりました。 焼き菓子の「響屋」
![]() 旧中伊豆方面で、友人とよく巡るスポットがあります。 古民家ギャラリーの「Mselection」に行った帰り道、「とうふや天鼓」で豆腐を買って、それから「響屋(きょうや)」に寄って、焼き菓子を買うというのが、ちょっとしたコースです。 「響屋」さんは、細いくねくね道を上がった所にある一軒家。 窓際に天城連山、大見川が望めるこの場所。 時間が許せば、コーヒーを飲みながらずっと過ごしていたい場所です。 店のSさんが、手作りで焼き上げるお菓子は、自然派でとてもシンプルなもの。 バターケーキとシフォンケーキが基本で、デコレーションなどはなし。 カボチャ、黒豆、ユズ、マロン、おからなど自然の風味を焼き込んだ味わいはしっとり、素朴です。 ![]() ![]() 目立った観光地ではないこの辺り。 ひっそりとした空気に触れて、土産物の焼き菓子を持ち帰ると、1日の締めくくりに、心は「ほくほく」という感じでしょうか。 天然木に引かれ・・・
![]() ずっと以前に買ったわっぱ型の器とお椀。 しばらく使わず、棚の中にありました。 この楕円の器には、何を入れたら似合うかな~、なんて時々眺めながら。 これは、間伐材を使って木の器を作る「伊豆森林夢巧房研究所」の塾生の作品。 伊豆市にあるこの工房には、若い塾生たちが、地元の木を生かして作り上げた皿、盆、しゃもじなどがずらりと並んでいました。 ひとつずつが違った木目や、器の微妙なカーブなど、手作りの良さは、目にも優しく、もちろん手にした感触がなんとも心地よいのです。 棚の中では、もったいない。 涼しくなってきた季節に、あったかな味噌汁をお椀に、わっぱ型にはお弁当をぎゅうっと詰めてみようか。 和菓子もいいな~と、秋への期待が高まってきました。 ![]() ![]()
涼しくなったので
こんなパンの美味しさが楽しみです。 ![]() 熱函道路の途中にある「Marieマリー」は、大好きなパン屋さんの一つ。 その周辺には、ほとんど店がないので、白い建物は、実にさわやかで貴重な雑貨店兼ベーカリーカフェでもあるのです。 窓の外はさえぎるもののない森、その向こうに富士山。 伊豆の中でも、こんな絶景のカフェって、意外とあるようでないかな~と思います。 ハード系のパンをトレイに乗せて、窓際で時間をかけて噛みしめ、熱々のコーヒーを飲む・・・それが、似合う場所です。 このパンを買った日は、熱海からの帰り道。 運転中雷雨が激しくなって、夕方というのに異様な暗さの中、不安になりながら「マリー」に駆け込みました。 残念ながら、絶景イメージは、前に行った時のまばゆい印象を、記憶から引っ張り出して、パンは持ち帰り。 細長いフランスパンは、板チョコ入り。パンの歯ごたえプラス、中でさくっとチョコが折れる・・・「小粋」な硬さでした。 コクある豆腐 コクある人生
![]() 子供のころ、父が豆腐を好んで食べるのを見て、「あんな味のないもののどこがおいしいの?」と、よく思ったものです。 大人になり、歳とともに味のあるものになり、「とうふや天鼓(てんこ)」に出あってからは、私のなかでさらにそれが「味わい」あるものに変化しました。 伊豆市宮上(旧中伊豆)の、のどかな環境で「天鼓さん」という女性が 国産無農薬大豆、海のにがりを使って、一人で丁寧に手作りしている豆腐・・・それは淡白ながら、いっぱいのコクと滋味にあふれたものです。 ![]() 良質素材が生かされた原型と言える豆乳は、とろ~り、つややかな乳白色。ちょっと塩につけて、それからしょうゆをたらし、わさびを溶き・・と、段階的に味わってみます。 そうして、サラダにトッピングしてドレッシング風に。 ご飯にかければとろろ風に・・と、いろいろに楽しめるのです。 さらにデザートとしても実力発揮。 ジャム、ハチミツ、フルーツ、ヨーグルト、アイスクリームとの相性も良く、驚くほど何変化もしてくれる優れものなのです。 絹ごし、木綿、おぼろ豆腐にも、塩をひとふり、薬味を変えてなどなど、また何段階もの楽しみが・・・ この魅惑的な豆腐を作る「天鼓さん」というのは・・・・・ 70年代に前衛的なバンドでギンギンのボーカルをやっていたり、その後海外中心にヴォイスの分野で活躍したり、シュタイナー教育のパフォーマンス講師であったり・・・と、ちょっとただ者ではないのです。 「これからは静かなところで、体にいい豆腐を作ろう!」と東京から引っ越してきたのが数年前。 現役のヴォイスパフォーマーでもある現在、半端でない豆腐作りの仕事から、夜には「青山でライブをやるから」なんて、時間とのたたかいもしばしば。作業着からステージ衣装にと、大変身! いつでも、どこでも、潔く真っ直ぐに・・・です! コクある豆腐の味わいは、そんな天鼓さんの「濃厚でコクある人生」そのものかもしれないな~、なんて思うのです。 ![]() 器から広がる楽しみ
![]() 冷川の古民家ギャラリーから、我が家に連れ帰った花岡隆さんの小皿と小鉢です。 白い器と言っても、あまりにも多くの白があり過ぎ、 それは、ほかの白と比べてみたときに、はっきりと分かったことです。 ベージュ、グレーがかった粉引は、おだやかな質感。 食器棚のなかが、ほんわりと柔和になったような・・・ この皿に何を盛ろうか、と思い浮かべると、次から次へと料理の色が浮かんで、その想像だけで楽しいひとときに。 そして実際、何気ない普段の総菜がしっくりとおさまり、生かされ、格上げとなったのは、想像以上でした。 あざやかな野菜の色はもちろん、白い豆腐が合うのも、赤土の色がちらちら見えている風合いがあるからでしょう。 食卓への登場頻度、最多となりそうです。 ![]() ![]() 梅雨入り前のひとときでした。
でもきっと雨も似合います。 ![]() 中伊豆、という地名は、今はすべて伊豆市に変わってしまいました。 でも「中伊豆」という響きには、そこだけが持つ深遠な緑、しんとした空気を想像させるものがあります。 冷川にあるこの古民家「M selection」は、まさに中伊豆らしい透明な空気感にあふれたところ・・ ![]() ほの暗い部屋から眺める外の緑の眩さ、あざやかさ。切り取られた緑の美しさは、自然の中にいるより、もっと強烈に自然を感じられるのかもしれません。 築80年の民家を手直しして、この空間に仕上げたのは、Mさんの磨きぬかれたセンスによるもの。 ギャラリースペースとして、たまに行われる展示は、陶器、ガラス、布など、シンプルな造りに、その都度違った息吹きが与えられるのです。 今回の展示は、修善寺在住の陶芸家・花岡隆さんの器。 その空間に、似合いすぎるほどに粉引や黒釉が凛としておさまっていたので、ただ、ため息・・・でした。 ![]()
「マカリィ」という、響きもいいパン屋さん
![]() 清水町の住宅街にあって、小さな窓で対面販売をしています。 固めでコシのあるパンが好きという若い店長さん。 山梨まで勉強しに行って、念願の店を始めたのです。 吟味した素材、天然酵母で作るパンは、手間ひまかけた大変な仕事。 確実にファンが増えているようです。 小麦粉の味を生かしたシンプルなものが多くて、バター、ジャム、チーズと、合わせるもので味のバリエーションが広がっていきます。 この辺りには、東京ほどパン屋の数がないけれど、 沼津方面へ向かう香貫大橋を渡って、確実に美味しいパンをそこまで買いに行く。 それが貴重で、楽しいひとときです。
今年は、ずっと早めに春の気配を感じることがしばしば。
暖冬のせいもあり、日差しがやわらかく、、、 そして、2月。 ![]() 先日、函南の「Mariko’s Dining」に女性5人が集まって いろんな話をしました。 「ここにはいい気が満ちている」という話になり、そう、確かに明るいのよねと感じる私の思いも、また新たに。 花の色も、この空間では明度が高いようです。 花弁のアクセントカラーと、思いっきり手足を広げている枝とのアレンジメントは、マリコさんの持ち前センスで。 ![]() ぶどうの房のようなピンクペッパーは、小さく可憐に、それだけに強いインパクトがありました。 ついついそこに目が行ってしまったのは、形の良さと色の深みの魔力でしょうか。 明るさは、窓にも、カーテンにも、壁にも。そして何より、そこにいる人たちの・・・ 空気が通っているんですね。 < 前のページ次のページ >
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